鍼通電療法(パルス治療)

  

当院のパルス治療器(ラスパーエース・MC)です

 

本日は鍼通電療法(パルス治療)をご紹介したいと思います。

(1)鍼通電療法(パルス治療)とは

鍼治療の1つで、鍼を打った後に低周波の電気を流す治療法です。低周波の電気を『パルス』ともいいます。このパルス治療の起源は古代エジプト時代(紀元前3000年)までさかのぼります。当時は当然電気治療器があるはずも無く何を代用していたと思いますか?答えは『電気ナマズ』『電気エイ』など魚の電気を治療に応用していました。人間の知恵とは凄いですね。

(2)通電時間

治療時間により異なりますが目安は『10~30分』となります。鍼通電療法を行う際に併用して『遠赤外線で温めながら』行います。電気刺激と温熱刺激により相乗効果が期待出来ます。

(3)鍼通電療法(パルス治療)の効果

【①痛みを和らげる効果】

脳内にある痛みを抑制する部位を興奮させて痛みを緩和させます。

【②血流促進の効果】

筋肉の収縮・弛緩を繰り返すことにより、筋ポンプ作用を亢進させて血流が促進させれます。筋肉の疲労やコリなどを緩和させます。

【③自律神経やホルモン分泌の調節】

中枢神経(脳や脊髄)や末梢神経を刺激することにより自律神経やホルモン分泌を調節致します。

【④筋肉の萎縮を予防】

麻痺した筋肉を動かすことにより筋肉の萎縮を予防させる働きがあります。

最近ではリハビリテーションの分野でも活躍されています。『脳血管障害の後遺症』などでお悩みの方も是非お試しいただきたいと思います。

(4)まとめ

上記以外にも『ぎっくり腰』など急性症状や『五十肩』など慢性症状といった様々な疾患に応用が出来ます。また『美容鍼灸』も併用することで短時間で高い効果が得られます。鍼を刺した後に電気を流すのは痛い・怖いなどのイメージがあると思いますが、感覚としは『マッサージ』を受けているような心地よさがあります。副作用もなく安心してご利用いただけます。

鍼通電療法にご興味がある方はお気軽にご連絡下さい。また、当院までご来院が難しい方で往診をご希望の方もお気軽にご連絡下さい。

 

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