骨折したらどうなるの??①

今回は、骨折の症状、治癒過程、後遺症について2回に分けて簡単にご紹介したいと思います。
ブログを初めて読んでいただいた方は、鍼灸院で骨折??と思う方もいらっしゃると思いますが、私は柔道整復師の免許も取得しているのでケガをしたときの応急処置や治療も得意としています。
以前、私は足の骨(第5中足骨)を骨折したことがあり、その際、鍼灸を用いて自分で骨折の治療をしました。

ブログ:左第5中足骨骨折

1.骨折の症状

骨折をすると、骨だけが折れるわけではありません。
骨を覆っている『骨膜』といわれる組織や『筋・腱・靱帯』、骨を栄養している『血管』など骨の周りの組織も一緒に損傷されます。
この為、一般的に下記のようなことが起こりやすくなります。

①出血して炎症が起こるため大きく腫れる

②強く痛む

③折れた部位の変形や異常な動き

(症状は上記以外にもございます。)

<痛みを感じるのは骨ではない??>

少し余談になりますが、骨折をして痛みを感じるのは折れた骨ではありません。
何故なら、骨には痛みを感じる神経は分布していないからです。
『え!?』と思う方もいらっしゃると思いますが、実際に痛みを感じるのは『骨膜』に分布している感覚神経や骨の周りの組織が傷つくために痛みを感じたり出血をして腫れます。

2.治癒過程

骨折して時間が経過しますと、出血して出来た血の塊から骨を修復するための線維を作り出し、骨の基が形成されていきます。
これを『仮骨(かこつ)』といいます。
仮骨はさらに時間が経過すると『硬化』してきて固まってきます。新しい骨の完成です!

今回はここまでとなります。お読みいただきましてありがとうございました。

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